新世界発展と華潤置地は、北部都会区で住宅開発プロジェクトを共同で進めるため、香港初の「北部都会区プロジェクト合作協定」を締結した。12月28日付香港各紙によると、今回両者が署名した合作協定は主に北部都会区の共同開発の枠組みを定めるもので、その中で元朗南の「ハイエンド専門サービスと物流ハブ」エリアに位置する2つの土地区画、総面積約15万平方フィートの住宅が最初に開発され、総床面積は約72万平方フィート、住宅戸数は約1800戸となり、来年着工する予定だ。プロジェクトの総額は100億ドルに達すると見込まれている。
関係者によると、香港の大手中資系企業が北部都会区の大規模プロジェクトに参加するのは初めてで、新世界発展と華潤置地は提携関係にあり、投資額は商業秘密となっている。農地を宅地に転用する事業であり、通常の手続きにより地価補填費を政府に支払う。新世界発展は関連共同開発プロジェクトが鉄道という交通機関の利点を享受していると指摘。MTR朗屏駅までの車での所要時間はわずか6分、香港島、九龍、深センまでの車での往復所要時間はわずか30分で、便利な生活施設が整い大きな発展の可能性を秘めているという。
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