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香港―社会

新型コロナには太極拳で健康維持

自宅で学べる太極拳のビデオ

新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行によって低所得者や独居老人は従来にも増して外出を控え、自主的な在宅隔離も同然の状況となっている。太極拳のマスターを中心とする有志団体「香港太極連盟義工隊」は社会的弱者の運動不足に注目し、太極拳を学ぶビデオシリーズの撮影を決定。自宅での練習が可能で、健康を維持しウイルスへの感染を防止するのに役立つという。

中国文化基金が賛助、ボランティア団体が制作

「香港太極連盟義工隊」は中国文化基金の賛助の下、太極拳ビデオシリーズの制作を始めた。スポークスマンを務める何焯明氏と、蕭煒彬氏、曾玉梅氏の3人の太極拳マスターがこのビデオ制作の発起人となっている。陳顗玲氏と盧永豪氏を監督、馮婉琴氏を編集として招いた制作チームを組み、ボランティアで『家居強身運動系列』と題する8本にわたる自宅で学べる太極拳のビデオシリーズを作製した。

ビデオは2人の太極義工インストラクターが『太極煉丹功』『六式太極拳行功心法』を教材として撮影。制作チームは中文字幕のほかに英語字幕も付け、世界中の人が簡単に練習できるよう配慮している。ビデオの完成後はネット上のメディアやSNSにアップし世界中の人が無料でダウンロードできるようにする。外出できない人たちが自宅で太極拳を練習して健康を維持することを願っているという。

写真はカメラの前で《太極煉丹功》を披露する蕭煒彬・師傅、《六式太極拳行功心法》を教授する曾玉梅・師傅、ビデオ制作チーム

ビデオは以下のQRコードでダウンロードできる

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