特区政府が発注した新型肺炎ワクチンが2月にも香港に到着する見通しで、関連する予防接種プログラムも準備中だ。1月9日付香港各紙によると、香港西洋医組合のいくつかの医療団体や医師会が8日夜、政府との間で、民間医師が予防接種プログラムにどのように協力できるかについて話し合った。政府の専門家顧問である許樹昌氏は、ワクチンの有効率は満足できると評したが、データには高齢者や慢性疾患の患者は含まれていなかったと指摘した。政府は科興生物、復星とバイオNテック、オックスフォードとアストラゼネカの3種類のワクチンを合計2250万本調達。ただし復星とバイオNテックのワクチンはマイナス70度での保存が必要なため、政府の予防接種センターで集中的に接種しなければならない。他の2つのワクチンは民間医師の下でも接種することができる。政府は8日夜、西洋医学開業医連合と医師会との間でワクチン接種の取り決めを協議したが、会議後にある医師は、対象となる市民は登録後、早ければ旧正月以降に公私立の病院、診療所、18区の予防接種センター、老人ホームなどで接種を受けることができると述べた。政府は1日2万人が接種を受けられると見込んでおり、約半年後には全市民へのワクチン接種が完了することを明らかにした。
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