香港の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行状況は急速に悪化している。11月21日付香港各紙によると、香港大学微生物学系講座教授の袁国勇氏は「新型コロナの勢いは急速に増しており、第4波のウイルス流行の初期といえる」と言明。香港への入境での防疫対策は依然として漏れがあり、飲食店とバーでのウイルス伝播はコントロールできず、市民のホテル滞在などは感染リスクが高いことなどから、隠れた伝播チェーンはこれまで断ち切られたことがないと指摘した。もう1人の専門家顧問である許樹昌氏は、最近のウイルス流行状況はコミュニティーで突如感染が拡大し、新たな地場感染者が2けたを維持し、感染経路不明が20%を占めるところから、第3波の初期と似ているため、第4波拡大の予兆と指摘した。
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