新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の陽性ケースが再び9000件の大台に乗り、新型コロナ流行指標は全面的に上昇した。11月25日付香港各紙によると、特区政府医務衛生局の李夏茵・副局長は24日、新型コロナ流行状況の記者会見で、現行の社交距離措置を12月14日まで維持すると発表。感染者の数は増減を繰り返しており、市民には気を緩めないよう求めながらも過度にパニックに陥らないよう呼びかけた。24日に確認された陽性ケースは9219件で、8月下旬以降で最高に達し、新たに13人が新型コロナ感染で死亡した。過去1週間の1日当たり平均の陽性ケースは7900件で、前週比24%増。新型コロナ感染による死亡ケースも14%像で、過去1週間に78人が死亡した。新型コロナ流行状況が公共医療システムをまひさせるほどになれば社交距離措置を引き締める必要があると指摘したが、当局はその状況を望まないと付け加えた。また注目すべき点として、老人ホームでの二次感染ケースの割合が最近20~30%増に達していることを挙げた。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。