武漢で発生した新型肺炎に対する警戒が強まる中、薬局でマスクを購入する市民が増えているという。
1月8日付香港メディアが伝えた薬局の業界団体「港九薬房総商会」の話によると、1月3日からマスクを購入する人が明らかに増加しており、今後、香港域内の薬局の半数では在庫が足らなくなることが予測されるという。マスクの販売代理店はしばらくの間、いつ在庫が補充できるか確定できないそうだ。
ある薬局の例を挙げると、通常は1日に売れるマスクの数は80~100箱だが、近ごろは1日400箱近く売れている。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時は薬局に来る客10人のうち8人がマスクを買っていたが、現在は半数がマスクを買うという。一方、一部の薬局ではマスクの需要高まりから価格を引き上げ、1箱50ドルだったものが80ドルに値上がりしているそうだ。

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