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香港―経済

新界北部の「老鼠嶺」に駅を建設

先に発表された施政報告(施政方針演説)で「北部都会区」の開発が打ち出され、北環線を東に延伸することが提案された。10月16日付香港各紙によると、延伸線では新界北部に古くからある村「老鼠嶺」に駅が建設される。もともと開発が計画されていた文錦渡や打鼓嶺などと結ばれ、同エリアの開発用地が放出される。かつてはボーダー周辺の立ち入り禁止エリアの範囲に含まれていた「老鼠嶺」一帯は近年、人気のハイキングスポットとなり、深セン一帯の高層ビルが見渡せるが、交通インフラがないため大規模な開発は行われてこなかった。民主建港協進連盟(民建連)の劉国勲・議員は、今後「老鼠嶺」駅を中心に「華山」一帯まで大規模な開発が進めば約30階建ての住宅が並び天水囲のようになると指摘。政府の資料によると「老鼠嶺」一帯で約9500~1万1000戸、「華山」一帯で6000~6500戸の住宅供給が可能。同エリアでは最多で1万7000戸の住宅が供給できる見込みだ。住民は羅湖駅または皇崗税関・出入境管理所を経由して深センに入境することができる。

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