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香港―政治

施政報告の諮問、経済変革期に自信

李家超・行政長官は8月18日、10月に発表する新たな「施政報告(施政方針演説)」に向けて、多くの問責高官を率いて初の地域公開諮問に出席した。19日付香港各紙によると、一部の市民は中小企業が困難に直面していることを訴え、証券会社が毎年「二桁」倒産しているとの声もあがった。李長官は「香港は現在安全で安定しており、経済のために戦うには最適な時期である」と指摘し、来年の経済は今年よりも良くなると信じていると述べ、政府は経済界とともに困難を乗り越えるための努力を強化する姿勢を示した。李長官は名指ししなかったものの、数日前に業績を発表した長江実業の李澤鉅・主席の香港経済に関するコメントを引用し、「投資の先見の明がある人たちは『長期的に香港が負けることに賭けたら、その人はまず負ける』と言う」と語った」と述べた。

李長官は、陳国基・政務長官、陳茂波・財政長官らとともに大埔官立小学校で施政報告の公開諮問を開催。公開諮問は約2時間続き、100人以上の市民が参加した。李長官は開会の挨拶で「香港は現在、概ね安全で安定しているため、経済に懸命に取り組み、発展を追求し、人々の暮らしに利益をもたらし、幸福度を高めるのに最適な時期である」と述べた。政府は公開諮問を重視し、過去2回の施政方針演説でも市民の意見を慎重に取り入れてきたことを強調。市民に政府への忌憚のない意見を表明するよう呼びかけた。

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