香港の大手旅行会社「星晨旅遊(モーニングスター)」が1月27日、清算を発表した。28日付香港各紙によると、設立50年の歴史を持つ星晨旅遊はホームページに掲載した通告で、取締役会が自動清算手続きの始動決議を可決し、2月16日に1回目の債権人会議が行われると発表した。星晨旅遊は1972年設立の大手旅行会社の1つで、本社は九龍湾国際交易中心にある。全盛期は10店余りの支店を香港島、九龍、新界、マカオに設置。ツアーや個人旅行のほか、近年はクルージング業務や企業顧客へのサービスを拡大してきた。新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行による打撃で近年は赤字と債務不履行に陥り、政府に給与補助を申請しても補完できない状況となった。
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