特区政府がシンガポールとの「航空トラベルバブル」を推進しているが、旅行業界では他の地域とのトラベルバブルの推進も急ぐようにとの要求が上がっている。10月17日付香港各紙によると、香港旅行社東主協会の葉慶寧・会長はシンガポールとのトラベルバブルが成功するかどうかはシンガポールの新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行状況がカギを握ると指摘。ただしシンガポールから香港を訪れる旅行者は毎年40万人余り、香港からシンガポールに赴く旅行者はさらに少なく、香港市民は個人旅行のため旅行会社の役割は限定的となり、ホテル予約のサポートぐらいとなるため、業界にはあまり恩恵はないとみている。このため、タイ、日本、韓国など次なる国・地域とのトラブルバブル協議をできるだけ早く合意させることを望んでいるほか、香港と中国本土との出入境を早く再開することを求めた。
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