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香港―社会

日本大地震説、団体旅行予約20%減

日本は香港の人々にとって人気の旅行先だが、多くの風水師が今年日本で大地震が起こると主張しているため、日本旅行の予約が減少している。3月20日の香港メディアによると、最近、一部の専門家は、北海道東の「千島海溝」にある未放出の圧力源が、マグニチュード9の大地震を引き起こすのに十分である可能性があると指摘している。日本で地震が発生する可能性が高まっているため、一部の旅行会社が​​企画する日本ツアーの客数は約20%減少した。別の旅行会社はイースターの日本ツアーの問い合わせや申し込みの数が昨年の同時期の半分になり、家族連れの観光客を引き付けるために特別割引を打ち出す必要があると語った。

永安旅遊の馬世文・総経理は、一部の客が日本旅行を不安視しており、日本ツアーの申し込み客数が約20%減少したと述べた。当初日本への旅行を計画していた多くの旅行者は、代わりに韓国、台湾、中国本土、さらには地中海地域やヨーロッパなど、他の目的地を選択しているという。日本ツアーの申込者数は減少しているものの、事業全体に大きな影響を与えていないとも指摘。過去1~2週間で同社の全体的な申し込み者数は約20%増加している。

縦横遊の袁振寧・常務取締役は、イースターの日本ツアーだけでも今年の問い合わせと申し込みの数は昨年の同時期の半分になったと語った。同社は顧客を取り戻すため、「夏休み日本旅行、子供無料ツアー」と題して大人2人につきベッドを使わない12歳以下の子供1人が’無料でツアーに参加できるキャンペーンを開始した。「1組あたり最大15人で、より多くの家族連れゲストを呼び込みたい」と語った。同氏は宿泊客の旅行意欲を刺激したいと考えており、マグニチュード5の地震が発生して赤色の旅行警報が発令された場合には団体旅行をキャンセルし、料金を返金するなどの措置を講じている。

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