今年は１月２９日に春節（旧正月）元日を迎える。年始には「利是（お年玉）」を配るしきたりがあり、旧正月が近づくと新札の需要が増加するため香港の発券銀行（ＨＳＢＣ、スタンダード・チャータード銀行、中国銀行）では新札への交換業務を開始するが、今年の交換期間は１月１４～２８日までとなる。１月２日付政府公報によると、銀行は最初の３日間にあたる１月１４・１５・１６日は営業時間を繰り上げる。そして８～９時は新札および旧札だが新品同様にきれいなお札の交換業務のみ行う。また、１月７日からオンライン予約を開始する。ＨＳＢＣでは１月１４～２０日に一部のＡＴＭにて、旧札だが新品同様にきれいな２０ドルおよび５０ドル紙幣を提供する。チャータード銀行によると、新札交換のオンライン予約の定員を昨年よりも２５％増やすとともに、旧札だが新品同様にきれいなお札の交換についてもオンライン予約を受け付け需要に応える。中国銀行では、パンダがテーマの電子利是封（電子式お年玉袋）を提供し、市民がエコロジカルな電子マネーをお年玉として使うことを推奨する。銀行の話では、現在の新札ときれいなお札の在庫量は潤沢で、交換開始早々に急いで行く必要はないという。
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