香港政府観光局の程鼎一・総幹事は2月3日、ラジオ番組で旧暦大みそかから旧正月5日まで(1月28日~2月2日)の期間に香港を訪れた観光客は約107万人となり、昨年同期より3%増となったと発表した。同日の香港メディアによると、程氏は「今年の旧正月シーズン中、中国本土の現地観光市場が非常に活発であった一方、日本などの他の国も多数の外国人観光客を誘致した」と指摘。競争の激しい環境の中で、香港のパフォーマンスは非常に優れており、特に中国本土以外の観光客の数は昨年の春節に比べて17%増加したことを挙げた。また1月の来港者数は約470万人で、前年同月比24%増加したという。程氏は、中国本土からの観光客の消費パターンが変化しているほか、消費税を導入すべきかどうかについては、香港では長い間消費税が課されていないため慎重な検討と長期的な計画が必要だと述べた。
また、競馬観光を例に挙げ、香港ジョッキークラブが政府と協力して競馬観光を推進することを提案。観光客が水曜日と土曜日に競馬を観戦できるように手配することが魅力的であるとみている。クルージングと島嶼観光については、香港には潜在力があると考えているが、クルージングには多額の投資とボーダーを越えた調整が伴うため、徐々に前進するには時間がかかると指摘した。イベントの企画や資金調達に関しては、1、2回のイベントの結果だけでその効果を評価することはできないと強調。旧正月パレードや大坑のファイヤードラゴンダンスなど、過去に香港で行われたいくつかの有名なイベントは、すべて何年もかけて作り上げられたものだと述べた。

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