2月12日に春節(旧正月)を迎えた香港だが、各地で違法の花火打ち上げが相次いだ。2月13日の香港メディアによると、旧暦大みそかは21時ごろに葵涌で花火を打ち上げた市民がいたほか、油麻地、黄大仙などでも花火が打ち上げられる様子が目撃され、インターネットへの動画や写真の投稿が多く見つかった。また、大みそかから元日になって間もない深夜には違法レースをする暴走族が登場。火炭の道路に約50台の自家用車が集結し、チームを組んで道路を占拠しながら猛スピードで沙田方面へ走行した。警察のパトロールにも動じずに走行を続けたそうで、ドライバーたちは途中、道路で上空に向かって花火を打ち上げるなど違法行為もしたという。香港では「危険品条例」により花火および爆竹の不法所持と使用は有罪となり、違反した場合は2万5000ドル以下の罰金や6月以下の禁固刑に処せられるが、毎年旧正月が近づくと不法に持ち込まれた爆竹や花火が摘発されるケースが後を絶たたない。
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