特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長は6月23日、中国本土で新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンを接種した香港市民にQRコードを提供し、「安心出行」アプリ内に保存できるようにすることを検討していると発表した。同日の香港メディアによると、民主建港協進連盟(民建連)の李慧瓊・主席は本土から香港に戻った市民が本土で接種したワクチンの記録が特区政府に承認されていない問題を指摘。陳局長は書面回答でQRコードの提供を検討中で、技術面での確定を待っている状況であることを明らかにした。回港易スキームが昨年開始されて以来、6月20日までに18万5000人が本土またはマカオから香港に戻ったが、当局はワクチン接種を済ませた市民の人数を記録していない。
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