特区政府保安局の元局長で選挙委員を務める黎棟国氏は4月24日、商業電台の番組に出演し次期行政長官の課題について語った。同日の香港メディアによると、行政長官候補の李家超氏の元上司である黎氏は、防疫政策や中国本土との出入境再開など新任行政長官には多くの課題があり、早く李氏の政権公約(マニフェスト)を見たいと述べた。黎氏は「香港がまず中国本土との出入境を再開するための問題は比較的少ない」と指摘。新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行第5波が発生する以前に両地の出入境再開は秒読み段階に入っていたため、双方は良好な基礎ができているためだ。変異種ウイルスのオミクロンがなければ現在すでに出入境は再開されており、両地で今回の波が処理されれば出入境はスムーズに再開されるという。

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