香港では新型コロナウイルス肺炎（ＣＯＶＩＤ―１９）流行により出入境管理所を封鎖しているため、中国本土のバイヤーは入境を阻まれ高級住宅市場が打撃を受けている。８月１８日付香港各紙によると、不動産コンサルタントの●亮諮詢及評估の張翹楚・総経理は、香港の高級住宅市場はこれまで本土のバイヤーが主だったが、防疫措置により国内外のバイヤーの入境が阻まれ、不景気が加わって高級住宅物件の需要が大幅に減退し、多くの物件は取引が止まっている状態と指摘。立法会で新築住宅物件の空室税の審議が中止されたため、デベロッパーも物件を急いで売り出す圧力が緩和された。だが、ひとたび正常な出入境が回復すれば人と資金が南下し、高級住宅市場を刺激するとみている。【●＝さんずいに弘】
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