パリのクリスティーズで11月23日に行われたオークションで物理学者アインシュタインが書いた「一般相対性理論」の生原稿が1160万ユーロ(1億ドル余り)で落札された。25日付香港各紙によると、落札したバイヤーは長和実業グループ上級顧問の李嘉誠氏とされているが、李嘉誠基金会は問い合わせに対してノーコメントと答えた。今回競売された原稿は計54ページで、アインシュタインと友人であるスイスの物理学者ベッソとの共同執筆。うち26ページにアインシュタインの筆跡があり、25ページはベッソが執筆、残り3ページには2人の筆跡がある。1913~14年にアインシュタインとベッソは多くの学術協力を行っており、この原稿の大部分は13年6月に書かれている。

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