第6期行政長官選挙が5月8日に行われ、唯一の候補者である李家超氏が1416票の支持票を獲得して当選した。9日付香港各紙によると、李氏の不支持票はわずか8票、無効票は4票で、得票率は99.16%。その得票数と得票率は歴代の行政長官選挙で最高記録となった。李氏は当選後の勝利宣言で「今年は香港返還25周年に当たり、今後5年は香港が混乱から復興に突入する鍵となる時期でチャンスと試練に満ちている」と述べ、香港社会の大局的な安定を保障し、国家の主権、安全、発展の利益を守ると強調した。また当選後の記者会見で、施政と香港市民の利益のバランスについて問われた際、「行政長官は中央政府に責任を負い、香港特区に責任を負うことは憲法の要求と責任であり、両方面は共通している」と言及。香港市民の利益は香港の長期的繁栄と安定であり、中央が香港に求めることと、香港社会の大衆が求めることは一致していると指摘した。

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