第6期行政長官選挙の立候補届け出の受け付け期間が4月3日に始まった。同日の香港メディアによると、立候補届け出は16日に締め切られ、投票日は5月8日となっている。林鄭月娥・行政長官は記者会見で出馬の意向を尋ねられた際「適切な時に個人の意向を発表する。今は適切な時ではない」と答えた。『星島日報』が伝えた消息筋情報では、李家超・政務長官が立候補するほか、梁振英・前行政長官(全国政協副主席)は選挙委員会総召集人に任命されるもようだ。消息筋によると、李長官と陳茂波・財政長官のうち1人が立候補するが、極めて可能性が高いのは李長官で、李長官のほかにもう1人が出馬するという。次期行政長官の有力候補とみられてきた梁氏は選挙制度改善で設置された選挙委員会総召集人に任命される。選挙委員会総召集人は国家指導者の職務を持つ選挙委員が任命されるため、全国政協副主席である董建華氏と梁氏だけが資格を持つが、董氏は体の具合が悪いため梁氏にしか務めることができない。このため梁氏は行政長官選挙には出馬できなくなる。
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