メーデー連休に多数の中国本土からの観光客が香港を訪れ、前年比20%の増加となった。5月7日付香港各紙によると、中国本土の一部の観光客が採用している「特殊部隊」スタイルの観光について、李家超・行政長官は6日、香港にはハイエンドの観光客とそうでない観光客の両方がいると強調。観光客に友好的な都市として、包容力のある雰囲気がなければならず、「香港が様々な観光客を受け入れ、配慮する姿勢を示すならば観光経済全体に好影響を与えるだろう」と述べた。李長官は、文化体育及旅遊局と業界に対し、さまざまな観光客の経験に配慮するよう要請したことを明らかにした。
文化体育及旅遊局の羅淑佩・局長は6日、政府は観光産業の発展を促進するため、2025/26年度に政府観光局に12億ドル以上を割り当てる予定であると述べた。政府観光局の林建岳(ピーター・ラム)主席は、香港にさらに多くの観光客を誘致するため、より多くの「必見」観光スポットを創出し、特色ある多様な観光を開発していくと述べた。
メーデー連休中、香港の経済は活況を呈したが、ファストフード店に宿泊するなど「特殊部隊」スタイルで香港を観光する旅客もおり、議論を呼んでいる。李長官は6日の行政会議に出席する前、5日間の連休中に約110万人の観光客が香港を訪れたと述べた。これは昨年の同時期に比べて22%増加しており、そのうち中国本土からの観光客は約20%増、中国本土以外からの観光客は約30%増加した。2日は1日当たりの中国本土からの観光客が最も多く香港を訪れた日となり、前年同期比約40%増の26万7000人が訪れた。同日、中国本土以外からの訪問者数も前年同月比44%増加した。

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