中国共産党第20回全国代表大会(二十大)で習近平・国家主席が発表した報告では社会主義現代化強国の建設、第2の100年の奮闘目標を実現することなどが強調されたほか、香港についてあらためて1国2制度を長期的に堅持しなくてはならないと言及した。10月17日付香港各紙によると、李家超・行政長官はSNSで二十大会議の写真を掲載し「習主席の報告では数回にわたり1国2制度と香港マカオ工作に言及していることから、中央が1国2制度事業と香港マカオ工作を高度に重視していることが表れている」と指摘。過去5年の香港は返還以来最も厳しい試練を経験したが、2019年の社会の動揺と過去約3年の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行ではともに国家が強い後ろ盾になったと強調した。さらに「報告で述べられた1国2制度の実践は香港の発展推進の羅針盤になる」として、習主席が7月1日の重要講話で香港に対して提示した「4つの必須」と「4つの希望」を思い起こさせたと述べた。

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