10月1日は建国75周年の記念日となり、特区政府は午前中に湾仔のゴールデン・バウヒニア広場と香港コンベンション&エキシビションセンターで国旗掲揚式と建国記念レセプションを開催した。2日付香港各紙によると、李家超・行政長官はレセプションでのスピーチで「香港は経済変革の重要な時期にあり、現地の状況に適した改革を継続し、変化を模索し、ボトルネックを打破し、香港の優位性を高め開放しなければならない」と述べた。新たな開発分野を開拓し、チャンスを十分に捉え、発展の恩恵を市民が共有できるようにすることで、国のニーズに貢献すると指摘。建国記念レセプションには、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の鄭雁雄・主任、駐香港国家安全公署の董経緯・主任、外交部駐港特派員公署の崔建春・特派員らが出席し、盛大に開催された。
李長官は1日が「中華人民共和国建国75周年の記念すべき日であり、香港特区が基本法第23条に基づく現地立法の憲法上の責任と歴史的使命を終え、地域ガバナンスが改善され、区議会が再編された初めての国慶節でもある」と指摘。「今日、この歴史的に重要な瞬間を祝うために皆さんと集えることをとてもうれしく思う」と述べ、今後も香港は飛躍的な発展を遂げ、祖国を後ろ盾とし、「一国二制度」の下で世界を繋ぐという独自の利点を生かし続け、チャンスをつかむとの姿勢を示した。さらに現政府が変化と進歩を追求し、経済マイナス成長のジレンマを逆転させ、香港が完全雇用に近づき、住宅、青少年育成、高齢者介護などを含めて市民がより良い生活を送れるようにすることを目指していると述べた。
李長官は香港が経済変革の重要な時期にあることを強調し、「今後の道のりには課題もあるだろうが、香港のチャンスは課題を上回る。我々は現地の状況に適して改革を続け、変化を模索し、ボトルネックを打破しなければならない」と語った。同時に「我々は基盤を強化して香港の利点を強化し、新たな発展分野を積極的に模索し、チャンスを十分に捉え、市民が香港の発展の恩恵を共有すると同時に、独自の強みで国のニーズに貢献していく」との方針を示した。

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