シンガポールの李顕竜（リー・シェンロン）首相は１０月１７日、シンガポールでの財界会議に出席した際に香港の情勢について言及した。
同日の香港メディアによると、リー首相は香港のデモ隊が掲げている「５大要求」は「香港特区政府を侮辱し転覆させようというもくろみで、これら要求は香港で数カ月続いている暴力衝突から脱却する手段にはならない」と指摘。「デモ隊は普通選挙を要求しているが、香港は１つの国ではなく特別行政区であり、特別行政区の枠組み内で運営しなければならない」として、事件には簡単な解決方法はないとの見方を示した。
また香港が立法改革や社会政策を推進すれば秩序回復にはつながるものの、容易ではないと述べ、中国側と香港は知恵を絞り１国２制度モデルの機能を発揮させるよう求めた。
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