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香港―経済

杭州の有名ブランドが尖沙咀に出店

小売業界は低迷しており、家賃の下落が続いているため運営コストが大幅に削減され、中国本土のレストランや飲料店が香港に進出しているが、その動きは飲食業界以外にも及んでいる。8月27日付香港各紙によると、業界関係者によると、杭州発のファッションブランド店が尖沙咀のネーザンロードにある巨大店舗を月額80万ドル余りで借り、面積1万6000平方フィート余りの旗艦店を設立したという。中心的な観光エリアをターゲットにし、国際市場への大きな一歩とする狙いだ。

同店舗は尖沙咀のネーザンロード26号の地下1階から2階まで(3フロア)。中間道に位置し人の流れが多い。これまでのテナントは贅沢品ブランドやサウナだったが、小売市場の低迷を受けて4年前に撤退した。オーナーの新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ)は巨大店舗を2つに分割して、面積約8000平方フィートと1万6000平方フィートの2つの店舗を作ったが、前者はすでに数年前にヨーロッパのブランドのハンドバッグ店が入居した。

1万6000平方フィートの巨大な店舗は2年前から引き渡されており、つい最近「SETIROM」(西町村屋)がオープンしようとしている。デザインは非常に日本風だが、情報筋によると、テナントは中国本土の杭州にあるファッションブランド店で、数年前に同エリアのザ・ワンにあるショッピングモールの店舗を借りて試験営業していたという。最近、本格進出することを決意し、この3フロアの超巨大店舗を一気に借りた。1階面積は約6100平方フィート、地下と2階はそれぞれ約5300平方フィートで、合計1万6700平方フィート。オーナーは当初160万ドルの賃貸料を求めていたが、最終的には月80万ドル余りで賃貸することになり、オーナーが出店費用を支援することによって将来の売上高を共有するもようだ。

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