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香港―社会

林鄭長官、中央に国産ワクチン要請

特区政府が発注した3種類の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンが短期中には香港に届かないため、林鄭月娥・行政長官は中央政府に国産ワクチン提供を要請したもようだ。1月27日付香港各紙によると、林鄭長官は26日、中央に約10日前に中国本土で研究開発または生産されたワクチンを香港市民に分配してもらうよう要請したことを明らかにした。昨年11月に北京を訪問した際すでに中央に必要な時に本土のワクチン分配してもらうよう要請しており、今が必要な時とみなしたという。国薬集団のワクチンも同様にワクチン使用の法律の枠組みに基づき認可が必要となると述べたほか、「香港市民に安全にできるだけ早くワクチンを接種させることは私の責任」と強調した。ワクチン認可に関する意見を提供する科学委員会メンバーを務める香港中文大学呼吸系統科の許樹昌・教授は、ワクチン認可の過程では第3期臨床試験報告を医学雑誌に掲載することが必要と指摘した。

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