林鄭月娥・行政長官は中央から香港支援策を取り付けるために10月下旬に北京に赴く予定だったが、中国共産党中央委員会全体会議(5中全会)の時期と重なったため、訪問は11月初めに先送りされるもようだ。10月26日付香港各紙によると、全国人民代表大会(全人代)常務委員の譚耀宗氏は「国家の重要会議開催によって担当官が林鄭長官と面会できないことは理解できる」と述べ、スケジュール変更は香港の矮小化との見方を否定した。また共産党中央委員会全体会議では毎回重要なメッセージがもたらされるため、特区政府はまず国家の将来の発展方針を把握し、あらためて計画を策定・調整することは理にかなっていると指摘。施政報告(施政方針演説)を先送りしたことによるデメリットは見当たらないと述べた。
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