林鄭月娥・行政長官は8月21日の記者会見で、夜間の外食解禁を検討していることを明らかにした。22日付香港各紙によると、先には新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の新たな感染者が2日連続で20人を下回ったことから、政府はウイルス流行が下火になったとみて制限の緩和を検討している。林鄭長官は「ウイルス流行状況は今後1週間が鍵を握る。政府は新規感染者の減少傾向が続くか、再度反復するどうか留意している」と述べ、制限緩和を検討している分野として、飲食店での夜間の店内飲食解禁と、映画館、美容サロン、スポーツ施設などの限定的再開を挙げた。だが政府の専門家顧問を務める香港中文大学の許樹昌・教授は、全市民の無料ウイルス検査が外出禁止令を伴わないことから、一方で検査を行い、一方で防疫措置を緩和するのはウイルス伝播抑制の効果を半減させると指摘した。
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