林鄭月娥・行政長官は新華社のインタビューを受けた。4月4日付香港各紙によると、林鄭長官は「国家の安全が保障され、選挙制度の改善が完了した後、1国2制度を実践する条件がより整うが、まだ教育、メディア、公務員のトレーニングと管理など多くの制度の改善が待たれている」として、一連の作業が完了すれば1国2制度に対する信頼も高まると述べた。また選挙制度の改善後も立法会は「ゴム印議会」にはならず、議員は官僚を批判でき、政府の議案に反対できるが、1国2制度に違反したり国家の安全に危害を与えることはできないと指摘。過去の政治体制は人々に混乱を与えた感があり、選挙制度の改善後はより多くの能力ある者を呼び込み、行政主導の政治体制を固めることができるとみている。ただし外部の反中勢力が依然として香港事務に干渉する機会を放棄しておらず、自らの代理人を政治機構に送り込み香港と中国本土の関係を破壊し、香港を利用して中国を攻撃しようとしていると指摘した。

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