旧暦大みそかに当たる1月31日、林鄭月娥・行政長官は任期中最後となる旧暦新年のあいさつをビデオで発表した。同日の香港メディアによると、林鄭長官は過去1年を「耕牛が大局を安定させた」と形容し、中央の支持と各界の努力によって香港は1国2制度の初心を堅持し、1国2制度の正規の軌道に戻ったと指摘。これによって「新型コロナウイルス感染症(COVID―19)コロナ流行を落ち着かせ、経済を振興し、民生を改善する」ことができ、第14次5カ年計画のスタートを追い風にして積極的に国家の発展の大局に融合するとの姿勢を示した。今年は寅年に当たることから、虎の機敏さを香港人の機を見るに敏な性質に重ね、「新型コロナ流行を乗り越えて香港返還25周年を機に安定から新たな輝かしい道のりに踏み出す」と述べた。

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