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香港―社会

林鄭長官が行政長官選に不出馬表明

第6期行政長官選挙が5月8日に行われるが、林鄭月娥・行政長官は4月4日、続投を目指さないと表明した。5日付香港各紙によると、林鄭長官は昨年3月の全国人民代表大会(全人代)会議に出席した際にすでに中央に意思を伝え、中央の理解と尊重を得たことを明らかにした。最優先に考慮したのは家族であると言及し、6月30日に公務員生活から続く42年にわたる政府への奉仕の生涯を終えると述べた。林鄭長官は任期中を振り返り、就任から2年足らずで逃亡犯条例の改正反対デモが発生、社会が混乱し、外部勢力による粗暴な香港事務への干渉がとどまらず、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行による衝撃へと前代未聞の大きな圧力に直面したと語った。残り任期の3カ月の間に成し遂げる仕事として、5月8日の行政長官選挙、新型コロナ第5波の抑制と香港社会の正常な運営回復、香港返還25周年記念活動、政権交代の4つを挙げ、次期行政長官が同意すれば政府の機構改革の手続きを完了させるという。

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