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香港―経済

株高が消費を刺激、本土客が殺到

中国本土の7日間の国慶節ゴールデンウイーク休暇が10月1日に正式に始まった。2日付香港各紙によると、1日夜9時の時点で香港への入境者数は48万8000人を記録し、そのうち本土からの観光客は21万4000人で、昨年同日と比べて約3万人増加した。業界では、ゴールデンウイーク期間中、ツアー900組と約3万6000人の本土観光客が香港を訪れると予想している。中央政府が先週、経済刺激策をいくつか打ち出したため、本土の株式市場は上昇を続け、本土の観光客の消費意欲を刺激した。一部の観光客は、株式市場で20%の利益を得たのでガールフレンドへの誕生日プレゼントとして高級品を購入しに来たと明かした。海南省三亜市からの観光客も、1日晩の国慶節の花火大会を見るために海の見えるホテルに宿泊し2400ドルを費やしたという。

1日の午後から夕方にかけて尖沙咀の広東路エリアを視察したところ、有名ブランド店の前には多くの「高級客」で行列ができていた。日帰り旅行で香港に来た本土の観光客、王さんはガールフレンドへの誕生日プレゼントを買うために有名なLV店で1万3000元を費やした。最近の株高で20%の利益が出たし、昨日は特別な日だったので多めに支出したとのこと。また、ガールフレンドと国慶節の花火を見た後、本土に戻る予定だとも語った。

香港を訪れる多数の個人観光客に加え、旅遊業監管局の報告によると、1日は本土からのツアー167組が香港を訪れ、そのうち74%が宿泊旅行だった。 本土の団体を受け入れた土瓜湾のレストランにツアーバスが次々と到着し、バスを降りるとすぐにレストランに入るよう手配した。長い行列や通りを塞ぐ状況は見られなかった。現場には旅遊業監管局の職員がいて秩序を維持し、ツアーメンバーに道端に留まらないように注意を促した。

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