深田晃司監督が手掛け、森崎ウィンが主演した『本気のしるし(英題・THE REAL THING)』の劇場版が7月8日から香港で公開される。本作は同名コミックを原作として、2019年に地方のテレビ局で放送されたドラマに未公開のディレクターズカットを加えて再編集した作品だ。20歳の時にそのコミックと出会ったという深田監督が20年近く実写化を熱望しており、ついに実現。2020年には第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション2020作品に選出されるなど話題を集めた。主人公は職場の女性2人とあいまいな関係を続けている男で、一方のヒロインはすぐばれるウソをつき周囲に多大な迷惑をかける女。彼らが織りなすドロドロの恋愛劇を描いている。主演は、ミャンマー出身で歌手としてCDをリリースしたりミュージカルに出演し、スティーブン・スピルバーグ作品にも抜てきされるなど国際的に活躍する森崎ウィン。ヒロインは土村芳が演じている。6月27日に「百老滙電影中心Broadway Cinematheque」にてプレミア上映があり、7月8日からは同館以外でも一般公開される予定だ。
(写真提供・安楽影片)
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