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香港―社会

検疫センター1日200ドル徴収に

特区政府は3月16日、隔離のための暫定居住施設(検疫センター)の乱用が疑われる状況に対応し、17日から入居の際は1日200ドルの費用を徴収すると発表した。

同日の香港各紙によると、16日午前までに計23人が1回目の強制検疫令を完了した後に再び検疫センターに入居していることが分かった。うち1人は3回目の入居となっている。香港と中国本土を度々往来して検疫センターに入居し、無料の食事と宿のために入居していると明言している。康楽及文化事務署は5分の1余りの入居者は乱用の疑いがあるとみている。このため曹公潭戸外康楽中心、西貢戸外康楽中心、麦理浩夫人度假村で隔離される者からは1日200ドル徴収することを発表。キャンプする場合の費用に食事代を加えた金額として割り出された。

15日までにこの3カ所の検疫センターに入居した者は360人余りで、入居率は80%余り。少なくとも130人は香港に居住場所がありながらも検疫センターに入っている。また検疫を完了した後の部屋ではボディーソープ、電子体温計、ドライヤー、電源タコ足などが持ち去られていた。さらに隔離期間にカップ麺など政府が供給した食料を大量に持ち去っている者もいるという。

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