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香港―経済

樂齡科技博覽にジャパンパビリオン

香港日本人商工会議所(会頭: 飯田剛司)は、11月2日~5 日開催の樂齡科技博覽(Gerontech and Innovation Expo cum Summit (GIES) )へ「人と先端技術が共生し、一人ひとりの生き方を共に支える次世代ケア」 をコンセプトに「Japan Pavilion」を出展する。

GIESは、香港特別行政区と香港社會服務聯會の共催で、高齢化に伴う社会課題へ対応する関連製品、技術、サービスを提供する企業が国内外から出展しているが、国別のパビリオンとしては今回のJapan Pavilion が初。ヘルスケア・メディカル委員会(鷲北副会頭兼同委員長)が音頭を取り、商工会会員企業11社が関連製品、技術、サービスなどを展示する。

ヘルスケア・メディカル委員会は当地でビジネスを行う日系企業の視点から、香港やGBAにおける地域ヘルスケアの質的向上に貢献することを目標に、昨年9月発足した。医療現場の視察、医療関係者との面談等の活動を通して得た情報を基に、在香港日本国総領事館が住居、医療、介護などが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の紹介をパネルで行うのをはじめ、ソーシャルロボット、移動動作サポートロボット、介護食品、入浴サポート機器、在宅介護をサポートするICT機器等の展示、デモを行い、香港やGBAの介護市場へのさらなる浸透を図る。

鷲北副会頭兼ヘルスケア・メディカル委員長コメント:

香港には人口の20%に当たる約143万人の高齢者(65歳以上)がおり、2035年までに高齢化率は約30%に達すると予測されています。中国においても高齢化は着実に進んでおり、Greater Bay Areaへの展開可能性も見据えた高齢者向けサービスや日本の優れた技術を活かしたヘルスケア関連デバイス製品等のビジネスチャンスは今後、益々広がっていくと予想されます。この機会にヘルスケア分野で一歩も二歩も先を行く日本のサービスや製品を香港の皆さまにご紹介したいと思います。

(問い合わせ先:sano@wasabic.com.hk 佐野)

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