欧州議会は1月20日、欧州連合(EU)加盟国に対し林鄭月娥・行政長官らに制裁を実施するよう求める拘束力のない決議案を可決した。21日付香港各紙によると、「香港の言論、結社、報道の自由が中国本土と同様に厳しい制限を受けていることを譴責する」という同決議案は賛成585票、反対46票で可決。林鄭長官、李家超・政務長官、鄭若●・司法長官、保安局の▲炳強・局長、国務院香港マカオ弁公室の夏宝竜・主任、張暁明・副主任、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の駱惠寧・主任、中央人民政府駐香港特区維護国家安全公署(国安公署)の鄭雁雄・署長の8人をEUの人権制裁リストに加えて制裁を与えることを要求。併せてEUの機関に企業リストを策定して投資を禁止させることを要求する。EUが制裁を実施するには加盟27カ国の承認が必要だが、各加盟国はまだ香港問題について合意に達していない。【●=馬へんに華、▲=登におおざと】
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