香港は1月29日に春節(旧正月)を迎える。これに先駆け政府食物安全中心(CFS)は香港域内で販売される「旧正月向け食品」のサンプル検査を2回実施すると発表、1月15日に第1回の結果を公表した。小売店、オンラインショップから採取したサンプル約760個について着色料(スーダンレッドなど)や防腐剤、金属、サルモネラ菌などの微生物、脂肪、塩分、糖分などの含有量を測定したところ、3つのサンプルを除きすべて基準を満たしており合格となった。検査対象となった食品は、年●(中華風もち)、ダイコンもち、白玉だんご、揚げゴマだんご、スイカの種、ナッツ類、キャンディー、海産物の干物などだ。不合格だったサンプルは、防腐剤含量が基準値を超えていたパック入りの冬瓜の砂糖漬けと乾燥豆腐、栄養表示違反だったパック入りの中華風もちだという。今後、春節までに第2回の検査結果を適時公表することになっている。香港では政府機関の食物安全中心が定期的に食品の安全基準について検査を行っており、毎年、中秋節の月餅、上海ガニなど、旬の食材にはとりわけ注目が集まる。【●=米へんに羔】
(写真・政府新聞処)
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