香港警察は1月14日、勇武派のデモ参加者を逮捕し爆弾を押収した。
15日付香港各紙によると、警察は旺角通菜街にある極狭アパートで家宅捜索を行い、大学生3人を逮捕し手製の水道管爆弾を押収した。爆弾は1台の乗用車に乗っている人たちを爆死させる威力を持つもので、警察は付近住民らを避難させて爆弾処理班が起爆処理を行った。処理中には破片がエレベーターのドアを突き抜け穴を開けるアクシデントも起き、爆弾が相当の威力を持っていることを物語っている。
警察はさらに上水で爆弾の製造工場を摘発し、1人を逮捕。爆弾製造に使用するとみられる大量の化学物質と電子機器を押収した。逮捕されたのは男4人で年齢は21~29歳。シティー大学と公開大学の学生、塾の講師、機械職人となっている。4人は勇武派と組んで度々デモ活動に参加している。押収された物品はほかにデモ隊の仮面、防弾チョッキ、可燃性の物品、大麻などがある。
爆弾は14日の集会や春節(旧正月)前に実行する爆弾テロに使用する予定だったとみて捜査中。昨今、社会のムードは改善したものの、過激なデモ隊が依然暴乱を計画しているとの情報がある。警察が捜査を続けていたため歳末の爆弾テロ計画を未然に防ぐことができたという。
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