ダイヤモンドヒルのショッピングモール「プラザハリウッド」で６月２日に発生した殺人事件で、死亡した女性２人は同性愛カップルだった。４日付香港各紙によると、被害者の方さん（２６歳）と劉さん（２２歳）はともにブロークンファミリーの出身で、数カ月前に知り合って１カ月前から大埔龍梶村で同居していた。事件当日、方さんは祖父の９８歳の誕生日を祝う食事会に劉さんを連れて参加する予定で、２人は仕事が引けた後、夜の食事会までの間にプラザハリウッドでショッピングしていた。方さんが犯人の襲撃を受けた際、劉さんは包丁を手にした犯人に４度にわたり立ち向かって方さんを救おうとしたが、結果的に２人とも死亡することとなった。方さんは尖沙咀のレストランでウエートレスを務めていた。数カ月前に劉さんが勤めるバーで知り合って付き合いが始まったばかりだった。悲痛に暮れる方さんの母親は、外国では精神疾患の病人に対する監督管理が厳格であることを挙げ、同じ悲劇が繰り返されないよう政府に精神疾患の病人の問題を注視するよう求めた。
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