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香港―政治

民主派、立法会で最多でも16議席

全国人民代表大会(全人代)常務委員会が3月30日、立法会議員の選出方法と採決プロセスを定めた基本法付属文書2の修正を可決したことで、民主派が獲得できる議席は十数議席にとどまるとみられている。3月31日付香港各紙によると、香港中文大学政治・行政学系高級講師の蔡子強氏は、中央が一部民主派の出馬を認めたとしても新たなルールの下では最多で16議席しか獲得できず、議会内の18%の議席を占めるに過ぎないと指摘。2016年の選挙で民主派と本土派が30議席を獲得し43%を占めていたのに比べると影響力は大幅に低下する。かつて民主党に所属していた新思維の狄志遠・主席は、選挙の制限が予想以上に厳しくなったものの、中央は一色に染めることはしないと表明していることから「愛国者」の条件にかなった民主派は出馬できるとみる。狄主席や中間派・穏健派とみられている者が立候補する可能性は高く、民主派が路線を改めて過激派や攬炒派から脱却すれば中央が出馬を認めるという。

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