民主派の政治家が次々と所有不動産を売却する中、公民党の元代表である余若薇氏も住宅を売却したことが明らかになった。2月3日付香港各紙によると、余氏は1月14日に香港島西半山「康苑」の高級住宅物件を約3600万ドルで売却した。1平方フィート当たり約1万7760ドルとなり、市価より約10%安い。余氏は1988年、同物件を会社名義で230万ドルで購入しており、33年間保有。物件価格は約15.6倍に上昇し、3370万ドルの利益を得た。余氏はメディアの問い合わせに対してノーコメントと答えた。同じく公民党に所属する黄偉明氏(香港衆志の黄之鋒・元秘書長の父親)は昨年末に香港島南部の海怡半島の高層物件を980万ドルで売却した。ほかにも元立法会議員の区諾軒氏、李卓人氏、林卓廷氏らが所有物件を市価より5~10%安い価格で売却している。

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