香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―政治

民族党の召集人らが武器所有で逮捕

香港警察は8月1日、昨今のデモ活動で使用されたとみられる武器を摘発・押収し、関係者を逮捕。容疑者には「香港独立」を掲げる組織の代表者も含まれている。

2日の香港メディアによると、警察は火炭の工業ビルで男性7人と女性1人を攻撃性のある武器所有と無免許で爆発物を所有していた容疑で逮捕した。火炎瓶、弓矢、バット、大量のパチンコ玉、一定の数量の火炎瓶が生産できる原材料、大量の大麻成分を含むエキスなどが押収された。逮捕された容疑者の中にな活動禁止となった独立派組織「香港民族党」の陳浩天・召集人が含まれていた。警察は押収物件についてデモ隊がよく所持している物と同様であるため、昨今の警官隊との衝突事件と関係があるとみて調べを進めている。

深夜には逮捕者が連行された馬鞍山警察署前に約150人のデモ隊が集まり、警察署のシャッターをこじ開けたり、ドアの前に鉄柵でバリケードを築くなどしたため、機動隊に排除された。また警察は同日、天水囲の団地「天瑞邨」の一室で手製の煙霧弾を発見し、同室にいた女性2人と男性1人を無免許で爆発物を所有していた容疑で逮捕した。先に天水囲警察署の前で走行する車から打ち上げ花火を打ち込んだ事件などと関係あるかを調査している。

さらに27日の元朗で発生した衝突ではエアガンを所持していた男性1人が逮捕されたことが明らかになった。警察はこれら行為を譴責し、爆発物や攻撃性のある武器の違法所有、違法集結、刑事毀損などの最高刑罰は禁固14年と説明。今後のデモでも模造拳銃が使用される可能性もあり、非常に深刻な事態を招くと指摘した。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから