公衆集会及遊行上訴委員会は9月30日、民間人権陣線が10月1日の国慶節(建国記念日)に計画していたデモ行進に関する上訴を棄却した。
9月30日の香港メディアによると、民間人権陣線は10月1日午後1時に銅鑼湾のビクトリア公園を出発しセントラルの遮打道まで行進するデモ活動を申請したが、警察から反対通知が出されて上訴していた。民間人権陣線の●子杰・召集人は「民間人権陣線が合法で安全で平和な集会を開催できないことは人々の心を痛める現実。返還からわずか22年ですでに国慶節にデモをできないこととなり、人権状況は後退したことを反映している」と述べ、デモが反対に遭ったことで社会は別の方法で応えると含みを持たせた。
香港警察は記者会見で上訴委員会の決定を歓迎し、「今回のリスクは特別に大きい。過去2日にも大規模に火炎瓶が使用された状況から、公衆活動の参加者と警官に脅威になる」と指摘した。警察公共関係科の謝振中・総警司は「ネット上の情報に基づくと中核的暴徒が明日、さまざまな襲撃パターンを画策している」と述べ、警官を殺害、警官に扮して市民を殺害、ショッピングセンター・MTR駅・ガソリンスタンドに放火することや、自殺願望のある者の参加を募っていることなどを挙げた。
【●=山かんむりに今】

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。