近年の海外移住の波は強制積立年金(MPF)の取り崩し金額にも反映されている。8月12日の香港メディアによると、強制性公積金計画管理局は同日、2020~21年度年報を発表し、そのうちの1節で各種理由によるMPFの取り崩し金額が列挙されている。うち「永久離港」を理由にしたMPF取り崩しは過去1年で総額65億6000万ドルに上り、前年度比で14億ドル余りの増加、伸び率は27%に達した。記録のある14~15年度以降で最高の金額となった。

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