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香港―政治

汚職の許仕仁・元政務長官が死去

新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ)汚職事件に関与した元政務長官の許仕仁(ラファエル・ホイ)氏が東区病院で逝去した。77歳であった。2月1日の香港メディアによると、許仕仁氏は1970年に香港大学を卒業後、香港政庁に入庁した。政務主任出身の同氏は、民政署、廉政公署(ICAC)、運輸署など複数の政府部門を歴任し、1995年に財経事務司(現在の財経事務及庫務局長官に相当)に昇進した。1998年のアジア金融危機の際、許氏は財経事務局長官を務め、当時の財政長官である曽蔭權(ドナルド・ツァン)氏と金融管理局総裁の任志剛(ジョセフ・ヤム)氏と合意し、外貨準備を投入して市場介入を行い、投機筋を撃退することに成功した。許仕仁氏は2000年に政府を離れ、強制積立年金管理局の行政総監に就任したが、2003年に早期退任し、その後、新鴻基地産の顧問を務めた。

2005年、特首に選出された曽蔭權氏の招待を受けて、許氏は政界に復帰し政務長官に就任したが、2007年の政権交代時に退任した。許仕仁氏は退任後、汚職事件に巻き込まれた。強制積立年金管理局行政総監在任中にデベロッパーから高級マンションを無償で借り受けたこと、および政務司長官就任前後に利益を受け取って特定のデベロッパーを優遇した傾向があると指摘された。許氏は2012年3月に廉政公署(ICAC)に逮捕され、2014年に高等裁判所で公務員の行為不順および公務員への利益提供共謀などの5つの罪名で有罪判決を受け、懲役7年半を言い渡された。大紫荊勲章と金紫荊星章を受章していた許仕仁氏は、汚職罪によりこれらの勲章を剥奪され、太平紳士の身分も取り消された。許氏は2019年12月に刑期を終えて出獄した。

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