国芸娯楽文化集団の元会長でユーチューバーの洗国林氏は1月19日、ユーチューブチャンネルで2022年行政長官選挙(3月27日)への立候補を発表した。同日の香港メディアによると、65歳の洗氏は映画『葉問』のプロデューサーとして知られ、近年は政治時事について語るユーチューバーとなった。エンターテインメント界との関係は深く、『葉問』プロヂューサー以外に監督や芸能人のマネジャーなども務めた。出馬表明のビデオでは「私は60歳を超え、隻眼の障害者だが、体力と意志はいかなる候補者にも引けを取らず、行政長官の神聖な任務を担う能力がある。今後は中央の政策に呼応し、香港を国際金融イノベーション科学センターにし、民生改善のために大ナタを振るい市民の生活水準を向上させることを重点とする」と述べた。今回の行政長官選挙では立候補のハードルが引き上げられ、選挙委員188人以上の推薦が必要となるほか、5分野それぞれで15人以上の推薦を得なくてはならない。

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