香港と前海一帯の輸送網を強化するため、特区政府は洪水橋開発区と深セン前海を結ぶ越境鉄道の建設を研究している。9月19日付香港各紙によると、陳茂波・財政長官は18日、洪水橋開発区の計画策定時、必要に応じてさらなる鉄道を建設するためにすでに用地を確保してあることを明らかにした。政府はかつて香港国際空港と深セン宝安国際空港を結ぶ「港深西部快速軌道」(香港―深セン西部快速鉄道)の建設を検討していたが、経済効果にそぐわないため棚上げとなった。陳長官は、このほど中央政府が「前海方案」を発表したことから、粤港澳大湾区が急速に発展し、輸送能力の大きい鉄道で前海との輸送ルートを強化する必要が出てきたと指摘した。
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