香港海洋公園(オーシャンパーク)で飼育するパンダ3頭はいずれも8月が誕生日だ。8月3日の香港メディアによると、同園では同日、バースデーイベントを行った。そのうちオスのパンダ安安(アンアン)は35歳を迎える。安安は海洋公園で22年間暮らしており、人間でいえば約105歳に相当し、人工飼育環境下で生存するオスのパンダとしては最も長寿。高血圧、関節痛、白内障という持病のほか、昨年は肺炎にかかるなど心配されたが、飼育員が体調管理を行っているという。一方、オスの楽楽(ラーラー)は8月8日に、メスの盈盈(インイン)は8月16日にいずれも16歳になる。盈盈と楽楽は10年前から自然交配にトライしており、今年春の繁殖シーズンに自然交配したことが確認されていた。盈盈は7月下旬から食欲が減り、動き回ることが少なくなるなど妊娠の兆候が見られるようになっている。ただし、想像妊娠である可能性も否定できない。今後、ホルモンレベルや行動の変化などに留意し観察を続けていくという。
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