香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)第5波の影響を受けて深セン市は3月14日から都市封鎖(ロックダウン)することとなった。同日付香港各紙によると、深セン市疫情防控式部は13日午後7時、14日から20日までの1週間ロックダウンし、市内1700万人余りの市民全員のPCR検査を3回行うと発表。市内の地下鉄やバスの公共交通機関は運行を停止し、機関・企業・事業単位は在宅勤務とし、企業の生産活動を停止、大部分の営業場所・店舗は一律営業停止、全市民は必要のない限り深センを離れてはならない。同時に深センの税関・出入境管理所は14日から香港との間ほ越境輸送で閉鎖式管理措置を実施する。ロックダウンの通知を受けて市民らは食料の買いだめに走り、ウォルマートなどのスーパーの入り口では長蛇の列ができ、スーパー内では多くの商品が品切れとなった。深センでは12日に地場感染が66件に上り、うち60件は感染確定、6件は無症状感染。同日には市内全域で飲食店の店内飲食を禁止、各企業職員は原則として在宅勤務とすると発表した。
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