深セン市では8月14日、ショッピングモールの職員に新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)感染者が確認されたが、わずか4日間でウイルス伝播経路を断ち切った。20日の香港メディアによると、深セン市水貝IBC商場の大型スーパー「盒馬鮮生」に務める職員が14日、汕尾市陸豊市で新型コロナ感染と確認された。深セン市政府は報告を受けて即刻、都市管理資源を動員しビッグデータを利用してトラブルシューティングを行い、18日までの約96時間以内に主要群衆、主要エリアのトラブルシューティングを完了。同時に関連環境の消毒、密接接触者の隔離、冷凍品の検査調整などの措置を実施し、迅速にウイルス伝播経路を遮断した。市政府はインターネットとビッグデータを利用し、ウイルス検査が必要な市民を迅速に探し出した。7月28日に「盒馬鮮生」で買い物をしていた男性もその1人で、8月15日に政府からSMSを受け取り、無料検査サンプル採取所に赴き検査するよう通知された。買い物をしてから2週間以上経過していたことから政府の追跡能力に驚いたという。市政府は万全を期すために15~16日に住民の検査範囲を拡大し、IBC商場周辺の住宅街、オフィス、商店の3つの層を防疫圏に設定。8月初めにIBC商場ではなくその周辺で買い物をしていた女性が、湖南省の実家に滞在している16日に政府からのSMSを受け取り驚いたそうだ。

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